『橘姓斑目家の歴史 古代・中世編』
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307第13章 ここが斑目四郎の居館だった?部分は現況のまま保存され、土塁・空堀などを見ることは可能です。ただし、現況では草木の繁茂で、目視は難しく、落葉後の11月から来春の5月くらいでないと観察は難しいかと思われます。おそらく年内は降雪の関係もあり、4月5月をおすすめします」③ 発掘物の展示について・ 「現在は展示しておりませんが、秋田県埋蔵文化財センター(大仙市払田)に遺物は収蔵しております。ただし、来年4月に秋田市寺内の秋田城跡に新しい展示施設がオープン予定で、そこに一部遺物は移管され、展示予定です」県埋蔵文化財センターの担当者であるとはいえ、ここまで丁寧な回答をしてくれるとは思っていなかった。役所への問い合わせでは、以前、秋田、岩手、山形3県の全市町村に「斑目四郎に関する情報」の有無について一斉にメールを流したことがある。3県の大半の市町村から回答はあったものの、その文面からうかがえる対応ぶりは一般的に「お座なり」という印象のものだった。

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