『橘姓斑目家の歴史 古代・中世編』
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291第12章 酔談「班目沢と斑目郷」んから。それより200年前には覇別という地域なんです。――覇別が斑目に変わった、ですか。いつ斑目に変わるかというと、ちゃんと力を付けてからかなあと思う。ちっちゃい斑目沢からスタートして、もっと大きくなって、覇別を乗り越えて斑目という名に変わるということなのか。当時の三つの村のうち添川は、名前が800年代から消えることなく今もって続いている。助川は、虚空蔵大台滝の辺りでいえば、岩見川に名前が変わってきている。そして覇別はまず斑目になって、最終的に太平に変わっているんじゃないかと思う。――とにかく「班目沢」は、「斑目郷」の一部地域ということですね。そうです。斑目郷に関係ないのではなく、主要なところではなかったということでしょう。班目沢ってのは河川の奥の方の沢なんで。やっぱり河川沿いがすべて斑目だったんだと思いますね。太平川沿いだろうが、添川沿いだろうが、このエリア全体のことを言って

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