『橘姓斑目家の歴史 古代・中世編』
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195第9章 斑目四郎の先祖が見つかった 第9章 斑目四郎の先祖が見つかった斑目四郎の先祖の歴史を約250年遡ることができる系図が見つかった。幕末・明治期の系図家・中田憲信が編纂した『諸系譜』の第14巻に所収された『吉弥侯部氏系図』(27頁参照)。野の中なか哲てっしょう照・鹿児島国際大学教授(当時)が国会図書館でマイクロフィルム版を探り当て、古代東北の雄・清原氏一族の研究に活かすため内容を検証し、「傍注も含め、史料として信頼がおける」と評定した。第6章で紹介したように系図研究の第一人者である宝賀寿男氏も「信憑性が高い」と評価している。◇脳細胞にも慣性の法則が働くようだ。一昨年、『薩摩斑目家の歴史』の取材・執筆が終わって以降も、それまで数カ月間続けた細胞運動の癖が続いていた。そのエネルギーの源は欲求不満だ。一昨年の取材では斑目四郎に直結する情報がほとん

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