『橘姓斑目家の歴史　古代・中世編』

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175第8章 清水亮氏インタビュー同じような立場になるのかどうか。パラレルの可能性は高いとは思いますが、はっきりとは言いにくいですよね。名簿に「次第不同」って書いてありますでしょ。これは「書いた順番に優劣はないです」という意味なんです。――なんでわざわざそんなことを付記したんですかね。やっぱり当時の人も順番というものにうるさかったんですかね(笑)。うるさかったんでしょうね。どういう順番になるか、檀那たちに見せたのかもしれませんね。ひょっとしたら斑目の中でも周防と信濃でオレたちは同格じゃないとかなんとか、あと江氏とか芳賀氏とか和知氏とか、彼らも有力者ですからね。とすると「次第不同」にならざるをえない。でも、本当に「次第不同」なのかどうかは疑ってかかった方がいい。本当はこの順番で書きたいけど「次第不同」にしとこうとか、ここは確定ができないですけども。――斑目惟秀は、結城宗広が地頭職を持つ駿河国須津荘内須津河郷の地頭代をしていま

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