『薩摩斑目家』の歴史
140/189

138た。そういう流れじゃないかと思えるんですね。 ―出水麓の地頭館のすぐ裏に、斑目邸は位置していますね。地頭館というのは出水全体を統治するための郷内で最重要の場所。その近くに住むのは当然、麓の役職者とか有力者というのが通り相場でしょう。「薩州家の不届き者」では、えっ?という感じですが。肱岡 裏というか、ほとんど地頭館に隣接しています。ですから、何かそれだけの理由があるに違いありません。斑目氏の家名なり信用が一目置かれていたということかもしれないが、島津宗家の薩州家への対応ぶりというものを考え合わせないと、理解でき*出水郷の最重要施設であった「地頭仮屋」 のすぐそばに「斑目邸」(左下)が

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です