『薩摩斑目家』の歴史
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105四★鹿児島国際大学短期大学部名誉教授・三木靖氏インタビュー ―聞くところによると、「班目沢」の周辺は現在、水田や林ばかりということです。この現状は、否定的な材料でしょうか?三木 現状が水田や林になっていても、全然不思議じゃない。いま何もないところで、現にいっぱい屋敷跡なんかが出てきていますから。いまどういう状態になっているかに関係なく、十分に可能性があると思いますよ。できれば発掘調査なんかを強力に主張して、少しでも斑目一族の痕跡を確認したいところですね。大いに価値ある調査になるんじゃないですか。そうやって遠く離れた薩摩国と出羽国の歴史がつながることは、非常に意義深いことだと思います。

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